M.2 SSD [PC]
どうも、休みに写真を撮りに行こうとすると、雨が降っていたりと、写真が撮りにいけませんね。
そんな状況なので、またパソコンネタです。
新しい組んだPCは排熱が凄いです。
新しいPCが置いてある部屋の室温が29℃を超えていて、扇風機全開にしても、熱中症になります。
このPCを使うと、確実に室内の気温が1~2℃上がります。その割には、冬場はそんなに暖かくならなかったりするんですよね。
もう耐えられず、リビングに避難して、リビングにあるPCで書いています。
エアコンがあると快適ですね。ちなみに、リビングにあるPCは前回使っていたパーツで再構築したので、そこそこ使えていますね。
さて、前回、ベンチマークを実施したのですが、今回導入したM.2 SSDがWestern Digitalのユーティリティソフトで認識しなかったりしていました。S.M.A.R.T情報も参照できない状態です。
このままだと、ファームウェアのアップデートもできず、いただけない状態なので、原因を調べてみました。
Western Digitalのユーティリティをインストールしましたが、M.2 SSDを検知してくれません。
どうやら、セットアップ時、BIOS(UEFI)設定でM.2 SSDを認識しなかったので、他のサイトを頼りに、RAID設定を行い、RAIDドライバを導入して、OSをセットアップしましたが、これが悪かったようです。
今回購入した、ASUS PRIME X570-Pが発売された当初は、BIOS(UEFI)のバグにより、この方法しかなかったのかもしれませんが、いろいろ調べていくと、ちゃんと、M.2 SSDを認識させる方法がありました。
BIOS(UEFI)で以下の設定をすれば、M.2 SSDを認識できるようになります。画面はいずれもアドバンスドモード、日本語での画面です。
[詳細]-[オンボードデバイス設定構成]で、[M.2_1 Link Mode]を、M.2 SSDインタフェースに合わせて、[自動]から[GEN 3]へ変更します。「自動」なんてありますが、自動で認識してくれません。ほんとBIOSのバグな内容ですね。
ちなみに、Gen3は、PCI Express 3.0の事ですね。
(この辺りが、AMD チップセットのイケていないところなんですよねぇ。Intel リップセットだったら、そのままポン付けで利用できるのではないかと。まっ、Intelチップセットは最新でもPCI Express 3.0までしかサポートしていないから、選択することはないかと思いますが。)
オンボードデバイス設定を変更して再起動すると、今まで表示しなかった[詳細]-[MVNe Configuration]で、接続したM.2 SSDが表示されるようになります。(以前から、なんで、ここが表示されないのだろうか?と不思議に思っていました。M.2 SSDは、MVNeインタフェースです。)
また、[起動]-[CSM]で、[PCI-E/PCI 拡張デバイスから起動]を[UEFI Only]を選びます(画面では、ストレージデバイスも[UEFI Only]を選択しています)。こうしておかないと、Windowsをインストール後、起動しません。これはRAID設定でなくても、設定が必要で、前回の記事で書き忘れていますね・・・。
PC自作erは、OSのブートの仕組みぐらい理解して、これぐらい気付けってことでしょうかね。
でも、UEFIが主流になって久しいのだから、デフォルトはUEFIで良い気がするのだが・・・。
で、結局、前回インストールしたWindows10は起動できなくなりました。RAID 0から素のSSDに変更したためですね。物理的にディスクの仕組みが違うのだから当然ですね。
BIOS(UEFI)の設定をもとに戻して、バックアップして、リストアしても良かったのですが、ドライバの影響とか分からなかったので、再インストールしました。
まぁ、大抵、2回目の方が綺麗にできるので、良いんですが、毎日、仕事が終ってから、再セットアップとかしていたので、疲れましたね・・・。
ようやく、Western Digitalのユーティリティから、M.2 SSDを認識するようになり、今後のメンテナンスができるようになります。
それで、前回、ベンチマークをして、SSDの温度上昇が気になりました。
自分が、今回購入した、SSDは発熱は低い部類で、標準でヒートシンクが付いていないモデルでもあるので、気にしなくても良いようです。
サーマルスロットリングが発生する温度まで上がることはないかと思います。
しかし、機器の発熱を抑えることで、その機器の寿命を延ばすことができるので、排熱策を施します。
無難にSSDにヒートシンクを付けます。Amazonで一番安い399円だった。家にヒートシンクがゴロゴロ転がっているので、シリコンシートを買って付けようとしたら、シリコンシート付ヒートシンクが、シリコンシート単品より安かったので、これを購入しました。もちろん、中華製です。
SSDにヒートシンクを装着したころ。
それで、CrystalDiskMarkを実行しながら、CrystalDiskInfoで温度がどこまで上がるかを見てみます。
一番温度が高い所で、スクリーンショットを撮りました。
まずは、何も装着していない状態(温度センサーを外して、アルミテープも外しています)。51℃まで上昇しました。
結構上がりますね。尚、前回のベンチ―マークでは、別の温度センサーで計ったので、違い出ていますね。
ちなみに、前回のディスク1つでのRAIDでの状態での測定で、若干、今回は50ぐらいスコアが上がっていますね。体感はありませんが、やっぱり、ディスク1本だけだったら、RAIDよりも素で組んだ方が早いようです。
SSDにヒートシンクを付けた状態のスコアと温度です。結構、下がりました。やっぱり、ヒートシンクを付けると効果はあるようです。
ちなみに、前から気になっていた事があって、アルミテープとアルミの洗濯ばさみを使って、ヒートシンクができないかと。それを試してみます。
まずは、ヒートシンクとシリコンシートの間にアルミテープを挟み、ヒートシンクをSSDに装着します。
アルミテープは0.2mmぐらいの厚手のモノを使っています。100円ショップアルミテープでも良いですが、薄すぎるので強度的に不安があります。アルミ缶を切っても良いですね。
アルミ製の洗濯ばさみを100円ショップで買ってきます。
バネ部はスチールですが、本体はアルミ製です。
はさみ口の形状がいただけないです。
ペンチではさみ口接触面を増やすように潰します。アルミで柔らかいので楽々です。
左が加工前で、右が加工後です。はさみ口の接触面が3倍程度増えています。
加工したアルミ製の洗濯ばさみを、SSDのヒートシンクに張り付けたアルミテープに挟みます。これで、大分、放熱性が高くなったと思います。
洗濯ばさみヒートシンクのSSDをマザーボードに装着したところ。ビデオカードのファンに接触しないように、洗濯ばさみの位置を調整します。
洗濯ばさみヒートシンクでSSDの温度を測ってみます。楽しみです。
おおっ、-2℃下がりました。洗濯ばさみとアルミテープの効果はありそうです。CPUやGPUのヒートシンクにも試してみようか。
あっ、そうそう、この記事を参考していただければよいのですが、ご自身で試す場合は自己責任でお願いします。
それによって、損害が発生しても、当ブログでは責任は持ちません。悪しからず。
新PCは当面これで使って行きますが、問題は部屋の気温ですね・・・。早く、エアコンがこないかなぁ。
そんな状況なので、またパソコンネタです。
新しい組んだPCは排熱が凄いです。
新しいPCが置いてある部屋の室温が29℃を超えていて、扇風機全開にしても、熱中症になります。
このPCを使うと、確実に室内の気温が1~2℃上がります。その割には、冬場はそんなに暖かくならなかったりするんですよね。
もう耐えられず、リビングに避難して、リビングにあるPCで書いています。
エアコンがあると快適ですね。ちなみに、リビングにあるPCは前回使っていたパーツで再構築したので、そこそこ使えていますね。
さて、前回、ベンチマークを実施したのですが、今回導入したM.2 SSDがWestern Digitalのユーティリティソフトで認識しなかったりしていました。S.M.A.R.T情報も参照できない状態です。
このままだと、ファームウェアのアップデートもできず、いただけない状態なので、原因を調べてみました。
Western Digitalのユーティリティをインストールしましたが、M.2 SSDを検知してくれません。
どうやら、セットアップ時、BIOS(UEFI)設定でM.2 SSDを認識しなかったので、他のサイトを頼りに、RAID設定を行い、RAIDドライバを導入して、OSをセットアップしましたが、これが悪かったようです。
今回購入した、ASUS PRIME X570-Pが発売された当初は、BIOS(UEFI)のバグにより、この方法しかなかったのかもしれませんが、いろいろ調べていくと、ちゃんと、M.2 SSDを認識させる方法がありました。
BIOS(UEFI)で以下の設定をすれば、M.2 SSDを認識できるようになります。画面はいずれもアドバンスドモード、日本語での画面です。
[詳細]-[オンボードデバイス設定構成]で、[M.2_1 Link Mode]を、M.2 SSDインタフェースに合わせて、[自動]から[GEN 3]へ変更します。「自動」なんてありますが、自動で認識してくれません。ほんとBIOSのバグな内容ですね。
ちなみに、Gen3は、PCI Express 3.0の事ですね。
(この辺りが、AMD チップセットのイケていないところなんですよねぇ。Intel リップセットだったら、そのままポン付けで利用できるのではないかと。まっ、Intelチップセットは最新でもPCI Express 3.0までしかサポートしていないから、選択することはないかと思いますが。)
オンボードデバイス設定を変更して再起動すると、今まで表示しなかった[詳細]-[MVNe Configuration]で、接続したM.2 SSDが表示されるようになります。(以前から、なんで、ここが表示されないのだろうか?と不思議に思っていました。M.2 SSDは、MVNeインタフェースです。)
また、[起動]-[CSM]で、[PCI-E/PCI 拡張デバイスから起動]を[UEFI Only]を選びます(画面では、ストレージデバイスも[UEFI Only]を選択しています)。こうしておかないと、Windowsをインストール後、起動しません。これはRAID設定でなくても、設定が必要で、前回の記事で書き忘れていますね・・・。
PC自作erは、OSのブートの仕組みぐらい理解して、これぐらい気付けってことでしょうかね。
でも、UEFIが主流になって久しいのだから、デフォルトはUEFIで良い気がするのだが・・・。
で、結局、前回インストールしたWindows10は起動できなくなりました。RAID 0から素のSSDに変更したためですね。物理的にディスクの仕組みが違うのだから当然ですね。
BIOS(UEFI)の設定をもとに戻して、バックアップして、リストアしても良かったのですが、ドライバの影響とか分からなかったので、再インストールしました。
まぁ、大抵、2回目の方が綺麗にできるので、良いんですが、毎日、仕事が終ってから、再セットアップとかしていたので、疲れましたね・・・。
ようやく、Western Digitalのユーティリティから、M.2 SSDを認識するようになり、今後のメンテナンスができるようになります。
それで、前回、ベンチマークをして、SSDの温度上昇が気になりました。
自分が、今回購入した、SSDは発熱は低い部類で、標準でヒートシンクが付いていないモデルでもあるので、気にしなくても良いようです。
サーマルスロットリングが発生する温度まで上がることはないかと思います。
しかし、機器の発熱を抑えることで、その機器の寿命を延ばすことができるので、排熱策を施します。
無難にSSDにヒートシンクを付けます。Amazonで一番安い399円だった。家にヒートシンクがゴロゴロ転がっているので、シリコンシートを買って付けようとしたら、シリコンシート付ヒートシンクが、シリコンシート単品より安かったので、これを購入しました。もちろん、中華製です。
SSDにヒートシンクを装着したころ。
それで、CrystalDiskMarkを実行しながら、CrystalDiskInfoで温度がどこまで上がるかを見てみます。
一番温度が高い所で、スクリーンショットを撮りました。
まずは、何も装着していない状態(温度センサーを外して、アルミテープも外しています)。51℃まで上昇しました。
結構上がりますね。尚、前回のベンチ―マークでは、別の温度センサーで計ったので、違い出ていますね。
ちなみに、前回のディスク1つでのRAIDでの状態での測定で、若干、今回は50ぐらいスコアが上がっていますね。体感はありませんが、やっぱり、ディスク1本だけだったら、RAIDよりも素で組んだ方が早いようです。
SSDにヒートシンクを付けた状態のスコアと温度です。結構、下がりました。やっぱり、ヒートシンクを付けると効果はあるようです。
ちなみに、前から気になっていた事があって、アルミテープとアルミの洗濯ばさみを使って、ヒートシンクができないかと。それを試してみます。
まずは、ヒートシンクとシリコンシートの間にアルミテープを挟み、ヒートシンクをSSDに装着します。
アルミテープは0.2mmぐらいの厚手のモノを使っています。100円ショップアルミテープでも良いですが、薄すぎるので強度的に不安があります。アルミ缶を切っても良いですね。
アルミ製の洗濯ばさみを100円ショップで買ってきます。
バネ部はスチールですが、本体はアルミ製です。
はさみ口の形状がいただけないです。
ペンチではさみ口接触面を増やすように潰します。アルミで柔らかいので楽々です。
左が加工前で、右が加工後です。はさみ口の接触面が3倍程度増えています。
加工したアルミ製の洗濯ばさみを、SSDのヒートシンクに張り付けたアルミテープに挟みます。これで、大分、放熱性が高くなったと思います。
洗濯ばさみヒートシンクのSSDをマザーボードに装着したところ。ビデオカードのファンに接触しないように、洗濯ばさみの位置を調整します。
洗濯ばさみヒートシンクでSSDの温度を測ってみます。楽しみです。
おおっ、-2℃下がりました。洗濯ばさみとアルミテープの効果はありそうです。CPUやGPUのヒートシンクにも試してみようか。
あっ、そうそう、この記事を参考していただければよいのですが、ご自身で試す場合は自己責任でお願いします。
それによって、損害が発生しても、当ブログでは責任は持ちません。悪しからず。
新PCは当面これで使って行きますが、問題は部屋の気温ですね・・・。早く、エアコンがこないかなぁ。
なかなか面白い試みですね!
お金かけず,性能上げるのは大好きです。
次は,ちょっとお金かけてCPUクーラーを水冷式にし,ケースの天板を切ってラジエター付けてほしいです。
FANも竹トンボを流用して自作でw
by JM7XZC (2020-06-27 20:22)
JM7XZCさん
水冷化はコストの割に効果があまりないので、避けてます。
FANを竹で作るのは良いですね。ファンは取り外せるのかな?
by 弐号 (2020-06-27 21:52)
100円ショップのせんたくバサミでアルミ製ヒートシンクを
自作するって言う発想に脱帽です。
最新PCにせんたくバサミって、もはやシュールな世界ですね。
by starwars2015 (2020-06-27 22:45)
starwars2015さん
アルミ製なら何でもよくて、100円ショップで売っていたからですね。
今思うと、ビールの空き缶を使って、ラベルをうまく使えば、お洒落なヒートシンクができたかもしれません。
by 弐号 (2020-06-28 07:46)