iPhone 14 Proのカメラ [買ったモノ]
先日、iPhone 14 Proを購入して、カメラ性能が向上しているということで、期待して試した結果、EOS RPの足元にも及ばない性能にガッカリした記事を掲載しました。
とはいえ、2年で84,200円を支払う必要があるので、無駄にしないように、何とか使いこなす必要があります。
また、ガジェットは小型・軽量が正義です。
という点では、重い一眼レフやミラーレスカメラに比べたら、スマホは最高なのかも知れませんね。
常に身に着けて、いつでも撮影できるメリットは高いですね。
以前の記事の通り、高級コンデジには及びませんが、低価格なコンデジ並みに使えそうですので、色々、試してみました。まずは、性能把握しないと始まりません。
今回の画像は、一切レタッチしていません。iPhone 14 Pro で撮影し、LightRoomでリサイズだけしてます。
まずは、スマホ撮影の基本は、物撮りですね。
各レンズの写りと、最短撮影距離を再確認します。
0.5倍モードのワイド(14mm相当)レンズ。まぁ、普通に近寄れますね。
1倍モードのメインレンズ(24mm相当)レンズ。まぁ、これも、寄れます。
2倍モードのメインレンズく(48mm相当)レンズ。やっぱり、解像感が急に無くなるんですよね・・・。
3倍モードの望遠レンズ(77mm相当)レンズ。最短撮影距離は1mぐらいですかね・・・。もう、ホワイトバランスがいきなり崩れて、色飛びまくりです。ISOも100で撮れているので、そんな暗くないはずだが、どうなっているんでしょうね。
撮影距離はレンズによって、50~100cmぐらいで、結構、離れないと撮れないです。
マジか?テーブルフォトが撮れないぞ。と思って、色々設定確認したりしたら、どうやら、マクロ撮影モードが自動で切り替わるようですね。
被写体に近づけば、アプリが勝手に判断して、マクロ撮影モードになるようです。
マクロ撮影の表示を設定でオンにするとその状態が分かるとか・・・。
ただ、マクロ撮影モードでは、レンズは選択できないようで、ユーザインターフェースで0.5倍~3倍に選択により、アプリ側で勝手にレンズを選ぶようです。これが、また使い難いんですよね・・・。
各倍率のマクロ撮影モードを撮ってみます。すべて、撮影距離は30cmぐらいで撮っています。
驚愕なのは、マクロ撮影モードだと、撮影距離が数mmまで寄れますね・・・。びっくりです。
0.5倍モード。通常モードのワイドレンズより広く撮れますね・・・。
1倍モード。まぁ、そこそこ綺麗に撮れます。
2倍モード。いかにもクロップな感じの画ですね・・・。
3倍モード。ベタ塗調な画像です。これが、コンピューテショナルフォトグラフィーなのか・・・。
ちなみにカメラアプリの画面。画像の下側にある撮影倍率を選択しますが、間違っていけないのは、この選択はレンズの選択ではなく、あくまでも撮影倍率で選択です。レンズはその状況に応じてアプリが自動選択します。コンピューテショナルフォトグラフィーですね。
あと、マクロ撮影時は花マークが表示されます。これをタップすることで、マクロ撮影を手動解除できます。
ちなみに、LightRoomのモバイル版(サブスクリプションによりスマホのアプリも使える)のカメラモードだと、このUIだと、レンズを選択して撮影します。マニュアルフォーカスもあって、こっちの方が使い易いですね。ただ、マクロモードは使えないですね・・・。残念。
ポートレートモードで撮影すると、絞りが設定できます。まぁまぁ、使えそう。その昔のポートレートモードは酷かった・・・。
別で撮ったポートレートモードですが、硬さといまいち感はありますが、それなりにボケそうです。
次は、RAWモードについて、確認してみます。
iPhone 14 Proでは、メインレンズ利用時は、4800万画素もあります。RAWモードで撮影したらクロップして使えそうです。が、2倍モードがメインレンズのクロップ画像なので、それを見る限りいまいち感が漂います・・・。
標準レンズ撮影時の通常記録とApple Pro RAWの48MPモードを比較します。
(先に記載した通り、LightRoomでレタッチせず、リサイズして現像しています。色空間はsRGBで書き出しです。)
まずは、通常記録モードの場合の画像。まぁ、程よく色調補正されています。
こちらは、RAWモード。まぁ、補正されていないあっさりした色味になっています。
これだけ見ると、色調補正有無の違いしか分かりませんので、拡大して、切り出してみます。
通常記録モードの拡大画像。Jpegだとわかりにくいですね。解像感は悪いですね。
RAWモードの拡大画像。解像感はそれなりにありますね。RAWモードはそれなりに使えそうなんですが、レンズ性能が悪く、拡大して意味があるのか疑問を感じます。
次は、画質が悪い望遠レンズを比較してみます。こっちは、1200万画素ですね。
通常記録モードの全体画像。
RAWモードの全体画像。
通常記録モードの拡大画像。
RAWモードの拡大画像。
通常記録モードは、コントラストを強調しているせいか、くっきり見えますが、RAWモードとは、大きく違わない解像感ですね・・・。
うむーっ。メインカメラの4800万画素はそれなりに使えそうですが、望遠レンズではRAWモードで撮る意味がまったくないです。
各レンズの画素数とサイズは次の通りだそうです。
メインレンズ:
4800万画素、1/1.4インチ
ワイドレンズ:
1200万画素、1/2.5インチ
望遠レンズ:
1200万画素、1/3.6インチ
センサーサイズの大きさがそのまま解像感に現れているようですね。
あと、動きモノもってみました。
望遠レンズで燕を追ってみましたが、厳しいですね。捉えるのに一苦労します。連写ってあるんだけ?Liveモードで撮ればよいのか。
ワイドレンズで撮ると、歪みますね。ローリングシャッター歪みっぽいが、レンズの歪みですかね・・・。
動きモノは、ダメですね。動画で撮るしかないですね。
大体、癖が分かったところで、結論としては、
・0.5倍モードと1倍モードは、低価格なコンデジ並みにはつかえる。
・2倍モードと3倍モードは普通のスマホレベル。
・レタッチは必須。
・RAWモードはメインレンズ利用時のみ使えそうだが、RAWモードは使う機会はほとんどないと思う。
・ポートレートモードはそれなり使いこなせそうだが、一眼レフ・ミラーレスの代わりにはならない。それなりの写り。
ですね。
おまけ。
今回、C-1輸送機の特別塗装ミニチュアを使ったわけですが、コンピューテショナルフォトグラフィーっぽく、実際に飛んでるように撮影できないか、挑戦してみました。
まずは、ベランダで空を背景に撮影します。現在のレタッチツールは、背景なんぞいくらでも変えられるのだが、より現実っぽくするため、実際の空を背景に使います。もうこれだけで、飛んでる雰囲気があります。
それで、CMにあるような操作で、ささっと、支柱を消し、被写体と背景を分離し、背景だけを流します。被写体を少しブラせば、もう飛んで見えます。ん-っ、でも合成写真っぽいなぁ。
コンピューテショナルフォトグラフィーでなくて、ただの加工写真か。
そろそろ、ヒコーキを撮りにいきますかねぇ・・・。
とはいえ、2年で84,200円を支払う必要があるので、無駄にしないように、何とか使いこなす必要があります。
また、ガジェットは小型・軽量が正義です。
という点では、重い一眼レフやミラーレスカメラに比べたら、スマホは最高なのかも知れませんね。
常に身に着けて、いつでも撮影できるメリットは高いですね。
以前の記事の通り、高級コンデジには及びませんが、低価格なコンデジ並みに使えそうですので、色々、試してみました。まずは、性能把握しないと始まりません。
今回の画像は、一切レタッチしていません。iPhone 14 Pro で撮影し、LightRoomでリサイズだけしてます。
まずは、スマホ撮影の基本は、物撮りですね。
各レンズの写りと、最短撮影距離を再確認します。
0.5倍モードのワイド(14mm相当)レンズ。まぁ、普通に近寄れますね。
1倍モードのメインレンズ(24mm相当)レンズ。まぁ、これも、寄れます。
2倍モードのメインレンズく(48mm相当)レンズ。やっぱり、解像感が急に無くなるんですよね・・・。
3倍モードの望遠レンズ(77mm相当)レンズ。最短撮影距離は1mぐらいですかね・・・。もう、ホワイトバランスがいきなり崩れて、色飛びまくりです。ISOも100で撮れているので、そんな暗くないはずだが、どうなっているんでしょうね。
撮影距離はレンズによって、50~100cmぐらいで、結構、離れないと撮れないです。
マジか?テーブルフォトが撮れないぞ。と思って、色々設定確認したりしたら、どうやら、マクロ撮影モードが自動で切り替わるようですね。
被写体に近づけば、アプリが勝手に判断して、マクロ撮影モードになるようです。
マクロ撮影の表示を設定でオンにするとその状態が分かるとか・・・。
ただ、マクロ撮影モードでは、レンズは選択できないようで、ユーザインターフェースで0.5倍~3倍に選択により、アプリ側で勝手にレンズを選ぶようです。これが、また使い難いんですよね・・・。
各倍率のマクロ撮影モードを撮ってみます。すべて、撮影距離は30cmぐらいで撮っています。
驚愕なのは、マクロ撮影モードだと、撮影距離が数mmまで寄れますね・・・。びっくりです。
0.5倍モード。通常モードのワイドレンズより広く撮れますね・・・。
1倍モード。まぁ、そこそこ綺麗に撮れます。
2倍モード。いかにもクロップな感じの画ですね・・・。
3倍モード。ベタ塗調な画像です。これが、コンピューテショナルフォトグラフィーなのか・・・。
ちなみにカメラアプリの画面。画像の下側にある撮影倍率を選択しますが、間違っていけないのは、この選択はレンズの選択ではなく、あくまでも撮影倍率で選択です。レンズはその状況に応じてアプリが自動選択します。コンピューテショナルフォトグラフィーですね。
あと、マクロ撮影時は花マークが表示されます。これをタップすることで、マクロ撮影を手動解除できます。
ちなみに、LightRoomのモバイル版(サブスクリプションによりスマホのアプリも使える)のカメラモードだと、このUIだと、レンズを選択して撮影します。マニュアルフォーカスもあって、こっちの方が使い易いですね。ただ、マクロモードは使えないですね・・・。残念。
ポートレートモードで撮影すると、絞りが設定できます。まぁまぁ、使えそう。その昔のポートレートモードは酷かった・・・。
別で撮ったポートレートモードですが、硬さといまいち感はありますが、それなりにボケそうです。
次は、RAWモードについて、確認してみます。
iPhone 14 Proでは、メインレンズ利用時は、4800万画素もあります。RAWモードで撮影したらクロップして使えそうです。が、2倍モードがメインレンズのクロップ画像なので、それを見る限りいまいち感が漂います・・・。
標準レンズ撮影時の通常記録とApple Pro RAWの48MPモードを比較します。
(先に記載した通り、LightRoomでレタッチせず、リサイズして現像しています。色空間はsRGBで書き出しです。)
まずは、通常記録モードの場合の画像。まぁ、程よく色調補正されています。
こちらは、RAWモード。まぁ、補正されていないあっさりした色味になっています。
これだけ見ると、色調補正有無の違いしか分かりませんので、拡大して、切り出してみます。
通常記録モードの拡大画像。Jpegだとわかりにくいですね。解像感は悪いですね。
RAWモードの拡大画像。解像感はそれなりにありますね。RAWモードはそれなりに使えそうなんですが、レンズ性能が悪く、拡大して意味があるのか疑問を感じます。
次は、画質が悪い望遠レンズを比較してみます。こっちは、1200万画素ですね。
通常記録モードの全体画像。
RAWモードの全体画像。
通常記録モードの拡大画像。
RAWモードの拡大画像。
通常記録モードは、コントラストを強調しているせいか、くっきり見えますが、RAWモードとは、大きく違わない解像感ですね・・・。
うむーっ。メインカメラの4800万画素はそれなりに使えそうですが、望遠レンズではRAWモードで撮る意味がまったくないです。
各レンズの画素数とサイズは次の通りだそうです。
メインレンズ:
4800万画素、1/1.4インチ
ワイドレンズ:
1200万画素、1/2.5インチ
望遠レンズ:
1200万画素、1/3.6インチ
センサーサイズの大きさがそのまま解像感に現れているようですね。
あと、動きモノもってみました。
望遠レンズで燕を追ってみましたが、厳しいですね。捉えるのに一苦労します。連写ってあるんだけ?Liveモードで撮ればよいのか。
ワイドレンズで撮ると、歪みますね。ローリングシャッター歪みっぽいが、レンズの歪みですかね・・・。
動きモノは、ダメですね。動画で撮るしかないですね。
大体、癖が分かったところで、結論としては、
・0.5倍モードと1倍モードは、低価格なコンデジ並みにはつかえる。
・2倍モードと3倍モードは普通のスマホレベル。
・レタッチは必須。
・RAWモードはメインレンズ利用時のみ使えそうだが、RAWモードは使う機会はほとんどないと思う。
・ポートレートモードはそれなり使いこなせそうだが、一眼レフ・ミラーレスの代わりにはならない。それなりの写り。
ですね。
おまけ。
今回、C-1輸送機の特別塗装ミニチュアを使ったわけですが、コンピューテショナルフォトグラフィーっぽく、実際に飛んでるように撮影できないか、挑戦してみました。
まずは、ベランダで空を背景に撮影します。現在のレタッチツールは、背景なんぞいくらでも変えられるのだが、より現実っぽくするため、実際の空を背景に使います。もうこれだけで、飛んでる雰囲気があります。
それで、CMにあるような操作で、ささっと、支柱を消し、被写体と背景を分離し、背景だけを流します。被写体を少しブラせば、もう飛んで見えます。ん-っ、でも合成写真っぽいなぁ。
コンピューテショナルフォトグラフィーでなくて、ただの加工写真か。
そろそろ、ヒコーキを撮りにいきますかねぇ・・・。