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アンテナ試作 [アマチュア無線]

航空祭も近づいているので、無線機の操作を思い出すため、暇を見つけては、エアーバンドを聞いています。

ただ、手持ちのアンテナは電波が入りが悪い。聴き取れない交信が多い。
高利得のアンテナを買おうかとも思ったが、高いので、昔、よく作ったダイポールアンテナを作ってみました。

昔は同軸ケーブルをそのまま切り出してアンテナにしていましたが、これだとすぐ完成してしまうので、今回は、ちょっとDIYしてみます。

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準備したものは、左から100円ショップで買ってきたアルミ線、使っていないRCAケーブル、アマゾンで安かったRMA端子。5個で500円ぐらい。アルミ線は普通の丸線が売っていなく、平線です。色は電波が入りそうな気がする金色です。

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アルミ線をターゲットにする周波数の1/4波長の長さに切ります。RCAケーブルは適当な長さに切って、銅線を取り出し、RMA端子の+端子に接続しておきます。

アマチュア無線免許持っている良い子のみんなは分かるかと思いますが、波長は伝搬速度を周波数で割ると出てきます。
このサイトで、周波数を入れると、波長を計算してくれるので便利です。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1240368538

エアーバンドは180~300Mhzあたりを使いますが、羽田空港の周波数がメインとなると、200Mhz辺りがターゲットになります。そうなると波長は約1.5mとなるので、アンテナとして切り出すのは、その1/4で0.375mとなります。

ただ、実際のアンテナは、受信機側のインピーダンスを合わせたり、アンテナ線の材質や太さとか、色々あるようなので、専用ソフトで計算します。
MMANAというソフトを使って計算してみましたが、0.351mがアンテナ線の長さになります。
MMANAについては、こちらのサイトが詳しいです。

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切り出したアルミ線をRMA端子と接続します。押し寿司に使われていた竹の棒を切って、基台にしてます。
バランとかいるようですが、論理上はインピーダンス50Ωと均等になっているはずなので、直付けです。

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早速、聞いてみます。抜群の感度です。今までの聞こえなかったモノが聞こえてきます。
ちなみに、羽田空港の北風運用では、この目の前の山の上を飛行機が飛びます。

試作した結果、良いですね。付属のアンテナやロッドアンテナはかなり感度が悪いんですね。
コストもケーブルを除くと、200円ちょっとで作れます。コストパフォーマンスが抜群です。

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アンテナをベランダに出しっぱなしでもよいのですが、嫁がうるさいので、窓ガラスに吸盤でぶら下げて使います。

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シグナル9で受信できます。


今回は、アルミ線がすぐクネクネ曲がるので、次はもう少し堅い素材で作って見ようかと思います。

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