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鎌倉文学館その1 [チャリ写真]

鎌倉文学館の薔薇園が見頃ということなので、行ってみました。
で、機材が重いので、M2と100マクロで撮ってみました。

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薔薇はつづきます。


さて、話題が変わりますが、飛行機が上手く撮れないという御仁がいらっしゃるので、撮影のコツを書きたいと思います。
とはいえ、自分も写真の大御所でもなく、自己流なので、どこまで参考になるか分かりませんが、参考にしていただければと思います。

基本的な写真撮影技術は省きます。自分が、400mm以上の超望遠レンズで飛行機を撮る時に、気を付けている点を挙げておきます

1.レンズの振り方

それなりに重いレンズで、超高速で移動する飛行機をファインダーに捉え続ける必要があります。
残念ながら、これには、あまりコツというのはなく、練習あるのみです。
特に、飛行機の場合は、動きは3Dになるので、一脚、三脚が使えず、手で持つことになります。
脇を締めて、ブレ無いようにレンズを振ります。
本番前に、飛行中の鳥など撮影して、レンズを振る練習をしておくと、捉えやすくなります。


2.ピント優先の設定

AFが速いメーカ純正の上位レンズならば、そのまま使えば良いです。自分が使っている7D MarkIIでは、AFの追従性などカスタマイズできるので、自分の好みに合わせて設定すれば良いかと。
自分は、粘ってほしい時もあるし、さっと切り替わってほしい場合があるので、どっちか決められず、標準設定です。

それで、プロユースを前提としていないサードベンダーのレンズは、正直AFが遅いです。Lレンズが激速なのかも知れませんが、SIGMAのContemporaryクラスは色々と工夫が必要なのです。

超高速で移動する飛行機の場合は、AF速度の遅さが命取りになります。なので、可能な限り、AF優先の設定をしておきます。SIGMAならば、USB DockでAFを最速の設定にしておきましょう。

また、AFモードは、AF速度がより速い「One Shot(Canonの場合)」にします。というか、サードベンダーレンズの場合、「AI Servo(Canonの場合)」は、誤動作も多いので使いません。
それと合わせて、AFボタンは、「シャッターボタンの半押し」に設定しておきます。親指AFでなく、シャッターボタンの半押しでAFを効かせる設定にします。
個人の好みよりますが、超高速の被写体を映す場合は、AFとシャッターが同時に押せる方がシャッタータイミングを逃さないです。
自分は、普段、「AI Servo」が使える場合は、親指AFを使いますが、この時ばかりは、親指で押しつつシャッターを押すという2操作が煩わしいのです。どこにピントをあわせようかなぁ。なんて、考える余裕がある場合は、親指AFは便利なんですけどね。

それで、撮り方ですが、進入してくる機体を捕捉しつつ、目の前を通過する時にシャッターを切るという場面が多いと思います(進入からシャッターを押すまで間2,3秒)。この場合、進入時からピントボタンをチョンチョン押しながら随時ピントを合わせつつ、最後に「パシャパシャパシャ・・・」と連写する感じです。

正直、サードベンダーレンズのAFは信用できません。急に狂ったようにピントが動き出すことがあります。幸い、このクラスのレンズはフルタイムマニュアルになっているので、この場合は、ピントリングをチョイチョイ触って微調整をするようにします。
なので、フォーカスリングを常に触ることになるので、撮影中はズームリングは変えられません。事前に構図をイメージして、一撃必中でシャッターを押します。


3.露出は柔軟に

基本、シャッター速度優先で、1/1000以上で使います。なるべく早く速度の方が、ブレずに撮れます。
レンズの振り方に自信がない場合は、シャッター速度優先にして、上げられるだけシャッター速度を上げましょう。
ISOもAUTOにします。ISO感度も明るい晴天ならば、ノイズが目立たないので、ボディにもよりますが、ISO1600ぐらいまでは使えますので、上限までシャッター速度を上げます。

シャッター速度優先で最大に上げると、絞りは開放にとなると思います。
絞り開放からキレキレなレンズならば良いですが、1,2段絞らないと綺麗に撮れないレンズが多いので、綺麗に撮りたいのであれば、シャッター速度を下げて対処します。

なので、レンズの振り方を鍛えて、絞りを絞られるよう、シャッター速度を下げても被写体をブレず撮れるようにする努力が必要になってきます。これはカメラマンの技量に依存すると思います。

やっぱり、400や600mmのサードベンダーレンズって、光学性能はごく限られた範囲でしか良くないです。
レンズ性能を引き出すためには、絞り優先にしてそのレンズの最適な絞り値で撮影する必要があります。

それで、画質優先したい場合は、絞り>シャッター速度>ISOの順で決めます。
マニュアル露出にして、一番キレの良い絞り値に設定し、シャッター速度を設定し、ISO感度はAUTOにします。
それで、試し撮りしながら、シャッター速度を調整して、その絞り値でなるべく早いシャッター速度に持っていきます。
経験を積めば、光量、絞りからシャッター速度が判ってきます。
晴天では、絞り7~8Fだと、シャッター速度1/1000~1/1200秒、ISO400-1600ぐらいで設定できるはずです。

ISO感度はAUTOにして、ISO1600あたりを上限設定するわけですが、マニュアル露出で、絞りとシャッター速度を固定にして、光量?調整は、ISO感度で行うようにします。ノイズの劣化と光学的なぼやけ方のどっちを取るかで、ISO感度の閾値を決めればよいと思います。
これによって、そのレンズの一番良い所を使うことができます。


という感じで、飛行機は撮影します。レーシングカーも一緒だと思うが、レンズを振り上げて撮影する分、飛行機の方が体力使いますね。

ちなみに・・・。
以前、SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryを使っていたときは、10枚連写して、3枚ピントが合っていればよい方でした。
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMでは、特に特別な設定をせずに、「AI Servo」のモードのままでも、9割はジャスピンです。
それほど、純正Lレンズとは違うのです。お金があって、手っ取り早く、綺麗に撮るには、Lレンズの購入をお勧めします。


上手く撮影する早道は、メーカーやプロが開催する撮影を教えてくれるワークショップなんかに参加するのが良いんでしょうけど、自分は教えられても覚えが悪いし、コツコツと覚えていきたいタイプなので、あまり好きじゃないんですよね。

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